野菜ソムリエの“薫る旬感”
寒くなると、野菜が甘くなるわけ♪
寒くなると、なぜ野菜は甘くなるの?
北海道はついに“冬将軍”到来です!
冬の野菜たちは、“寒くなると甘くなる”と言わます。それはなぜでしょう?11月14日の札幌の初雪は、観測史上3番目の遅さだったそうです。 そんな中、野菜たちはどうしているかというと・・・? ちゃ~んと元気にしていますよ(^_^)v ・・・野菜の気まぐれ? ・・・私たちに美味しく食べてもらうため? いえいえ、野菜たちは、自分の身を守ろうとしているだけなんです! 冬の野菜たちは、その90%以上が水分なので、氷点下の気温になると凍ってしまいます。凍ってし まうと、細胞が壊れて生きていけなくなってしまうので、凍らないように、細胞内に溜め込んできた「でんぷん」を「糖」に変えて糖分を増やすのです。ただの水なら零度で凍ってしまいますが、砂糖水なら零度以下にならないと凍らないですからね♪そういえば、いつのころだったかなぁ~、「凝固点降下」なんてこと、習ったような気がする。。。 寒くなるたびに、凍えそうな自分の身を守ろうとするので、“糖分が増える=甘みが増す”ということになるんですね。そういうわけで、冬の野菜は、糖が多くてあま~くなって、美味しい♪と言われるのです。 野菜たちが寒さの中を生き抜くために、自分の身を守っていることが、私たちにとっては甘くて美味しい野菜を食べられることに繋がってくるわけですから、ちゃんと無駄なく食べてあげたいですよね。 北海道では、この雪を利用した貯蔵方法で「雪の下・・・野菜」を行っている生産者さんや、低温貯蔵庫で保存して出荷している生産者さんがいます。冬の極寒の中で出荷される野菜たちは、北海道ならではの美味しい野菜たちです! この時期には、その甘みを増した野菜たっぷりのお鍋で、栄養の溶け込んだスープも一緒に食べて、体の芯から暖まりましょうね。冬の野菜たちは、うまみもたっぷりで本当に美味しいですよ(*^_^*)v
2011/11/25
【おにおんぼうず】の“寒玉キャベツ”は、生で食べてもサクサク甘くて美味しいです!煮込んでも煮崩れしないので、お鍋料理にもピッタリ!→→こちらからぜひどうぞ~♪ |