★ぷろふぃ～る★
♪名前：ゴボウ、牛蒡（ごぼう）
　・日本名では“岐太岐須（キタキス）、宇末不々木（ウマフブキ）”といいます。むか～し昔は、こう呼ばれていたんですって。
　　その後、薬草「牛蒡」として中国から伝来してきました。
　・英語では“edible burdock”。
♪原産地：ユーラシア大陸北部
　寒いところで生まれたから、寒さには強いんだけど、暑いのは苦手なんです（>_<）。水はけの良い土地が好きです。
♪分類：キク科ゴボウ属
　こう見えて、キク科なんですよ！レタスやシュンギク、フキも同じキク科です。似ているところを探してみて下さいね♪
　紫色のとってもキレイな菊のような花を咲かせるんですよ。咲いている花を見て、ゴボウだって気づいてくれるかなぁ～。。。

　そう！こんなにステキな効果を発揮してくれて、しかも美味しくて日本の食卓には欠かせないゴボウなのに、食用としているのは、世界中で日本と台湾くらいなもので、他では食べないそうなんですよ！中国では、今でも漢方薬として使われているとか。
あのゴボウの香りと食感といったら・・・本当に美味しいんだけどなぁ～。食文化の違いなんですかねぇ。。。
　その食文化の違いがもたらした、ゴボウにまつわる悲しいお話もあるんですって。
「戦時中、外国人の捕虜の食事でゴボウを出したら、“木の根っこ”だと誤解されて、戦後、責任者が虐待の罪で処罰された」ということがあったと言われています。その頃は食糧不足で、日本人にとってもゴボウを食べることも出来ないほど、とても貴重な食材だったと言われているのに、本当に理不尽なお話ですよね。
外国人から見ると、ゴボウを食べる日本人は理解しがたかったのでしょうか。
まさに、ところ変われば品変わる・・・食文化の違いなんですね。残念なお話です（>_<）


　ちょっと見は地味なゴボウですが、日本の食卓には欠かせない野菜のひとつです。お正月のおせち料理には欠かせない、ご存じ！キンピラゴボウは、まさに定番料理ですよね。切り方によっても食感が変わってきますね♪他にも煮物に炒め物、炊き込みご飯、生でサラダとしても食べられてしまうゴボウは、まさに“和食の達人”と言っても過言ではないでしょうか♪
先人たちのおかげで、こんなに美味しいゴボウを食べることが出来ていることに感謝！
そして・・・“細く長く幸せに”というおせちの意味の通り、世界中のゴボウの魅力を知らない人たちにも、美味しさと感動と幸せを伝えて行けたなら、もっとステキなことだと思います☆
ゴボウの針のような花言葉は“いじめないで”だとか。イヤな顔をしないで、もっと美味しく食べて欲しい・・・なんだか、そんなゴボウの心の声が聞こえてきそうです(*^_^*)。