~大地のリンゴ~
なんの花でしょうか~?
北海道が 全国NO.1の生産量! 生食用のほか、でん粉用や焼酎用など 用途別の品種あり! 食べる部分は 茎~ 塊茎(かいけい)~ 正解は・・・ジャガイモでした~\(^0^)/ とくに最近では、とてもたくさんの種類があります。品種によって花の色も違うので、さらに楽しめます! 野菜たちの花って、本当にキレイですねぇ♪その昔のフランス宮廷では、マリー・アントワネットがジャガイモの花を髪飾りにして、観賞用として楽しんでいたそうです。 そんな優雅な一面も持っていますが、ヨーロッパの大航海時代には、船員たちの野菜不足による壊血病(ビタミンC欠乏症)予防として活躍したり、冷害による食糧飢饉に苦しむ人たちを救ったりと、ジャガイモはまるでスーパーマンのような存在でした。 日本には、17世紀にジャガタラ(現ジャカルタ)経由でオランダ人から長崎に伝えられ、「ジャガタライモ」→「ジャガイモ」と呼ばれるようになりました。ちなみに、みなさまご存知の男爵薯(だんしゃくいも)は、明治41年に川田龍吉男爵が英国から導入した品種なので男爵薯と名づけられたそうです(^_^)v
なんといっても、ジャガイモといえばビタミンC!でんぷん質に守られているおかげで、加熱した場合でも損失が少ないのが魅力なんです!しかも、水分80%、炭水化物18%、たんぱく質が2%弱と、野菜と穀物の良いところを併せ持った、とてもバランスの良い作物です。カリウムやミネラル、食物繊維も多く、カロリーはごはんの半分以下!という低カロリーも嬉しいところですね♪ダイエットには強い味方になりそう0(^_^)0
大航海時代でも注目を集めたジャガイモですが、フランスでは大地のリンゴとも呼ばれています。とても栄養価の高い果実として食べられていたリンゴは、“1日1個のリンゴは医者を遠ざける” (An apple a day keeps the doctor away)ということわざもあるほどで、その“リンゴに匹敵するほど栄養がある”ということが由来なんだとか。。。 いまでも、肉ジャガやカレーなど定番メニューの他、サラダやポタージュ、ケーキなどのスイーツとしても幅広く活躍してくれるジャガイモは、私たちの毎日の食卓ではなくてはならない存在ですね☆
~いま!美味しい!!~
ジャガイモは、収穫したてよりも4~5ヶ月貯蔵した方が、発芽を防止したまま糖分が増えるので、じつは今の時期が一番おいしいんですよ。10℃以下の低温貯蔵すると甘みが増すんです♪ジャガイモは涼しくて真っ暗な場所が好きなので、保存はぜひ冷暗所でね!やっぱり、育ってきた土の中と同じよう な場所が落ち着くんでしょうねぇ(*^_^*) ※芽が出たら、深くえぐって取り除いて下さい。 品種によって得意料理も違ってくるので、その個性をよ~く見て美味しく食べてあげたいものです。
野菜ソムリエ 木田靖代 2014/4/18
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