野菜ソムリエの“薫る旬感”

世界中で愛されるトマト♪

フランスでは “愛のリンゴ”と呼ばれてます。

桃太郎
 今回は、『トマト』についてお話していきます。
世界中で広く愛されているトマトですが、フランスでは“愛のリンゴ(ポム・ダムール)”と呼ばれているそうです。原産地は太陽の光がさんさんと降り注ぐ赤道直下のペルーやエクアドルなどの中南米の地方です。まさに「太陽の味」って感じですね♪
トマトレシピ 国によって、食べ方が違うようで、イタリアではおなじみのパスタやピザなどに多く使われています。インドではカレーの一部だったり、メキシコではサルサ・・・などなど。このように、世界中でさまざまな料理の仕方で、たくさん食べられています。韓国や中国では、トマトに砂糖をかけて食べるそうですよ!日本でも砂糖をかけて食べる地方があるとか!?
私は、畑の中で、もぎたてのトマトを丸かじりするのが一番至福のときです♪
ちなみに、日本での消費量は、ダイコンやキャベツ、ジャガイモ、タマネギに次ぐ第5位!日本でもトマトが愛されていることがわかりますね(*^_^*)。
ミニトマト(黄色)そんなトマトの種類ってどれくらいあると思いますか?
大玉トマトの桃太郎、中玉トマト、赤いミニトマトや黄色いミニトマト、フルーツトマト・・・せいぜい数種類じゃないの?
いえいえ、もっともっとたくさんの種類があるんですよ。
ミニトマトスーパーに行くと、野菜コーナーにはたくさんの種類のトマトがキレイに並んでいます。
それだけ、料理の彩りや食材としての価値が高いのだと思います。 スーパーへ行く機会があったら、ぜひ数えてみてください。意外なほどの種類があって、その数の多さにきっと驚くでしょうね♪


食べて美味しいだけじゃないんです!

 トマトは栄養も満点!トマトが赤くなる医者が青くなるとは、昔の人は本当にうまいことを言うものですね。食材の持つ機能性を理解しながら、上手に毎日の食卓に取り入れていたようです。

 トマトの赤みの成分であるリコピンは、活性酸素をやっつける抗酸化作用が強く、がんや生活習慣病の予防に効果があることで知られています。この抗酸化作用は、β-カロテンの2倍!ビタミンEの100倍!もあるんです。
赤くなる前に収穫された青いトマトと、樹の上で熟した真っ赤なトマトでは、リコピンの含まれる量が違ってくるんです。その差ナント2倍以上!しかも、うま味成分の遊離グルタミン酸までアップしてしまうのです。リコピンって、まるで樹の上で育つみたいですね。アイコ

 リコピンの他にも、カロテンやビタミンC、ビタミンB6なども含み、体内からナトリウムを排出するカリウム、クエン酸、ビタミンCと一緒に血圧を下げる効果のあるルチンなど、たくさんの栄養を含んでいますよ。
熱に弱いビタミンCは、シチューやスープなどの煮込み料理にすると、上手に摂れます。旨味成分のグルタミン酸も含まれているので、さらに美味しさア~ップ!
この夏は、太陽に愛されたトマトの栄養を上手に食卓に取り入れて、夏バテのしない、元気な体で楽しく過ごしましょうね0(^_^)0

【おにおんぼうず】のトマトたちは大玉トマトの“桃太郎”、ミニトマトの“アイコ”と“コロコロ”という品種です。

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2011/7/22


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