野菜ソムリエの“薫る旬感”
ゴボウを食べるのは日本だけ!?
外国では“木の根っこ”? ~ゴボウ・ごぼう・牛蒡~ ★ぷろふぃ~る★ ♪名前:ゴボウ、牛蒡(ごぼう) ・日本名では“岐太岐須(キタキス)、宇末不々木(ウマフブキ)”といいます。むか~し昔は、こう呼ばれていたんですって。 その後、薬草「牛蒡」として中国から伝来してきました。 ・英語では“edible burdock”。 ♪原産地:ユーラシア大陸北部 寒いところで生まれたから、寒さには強いんだけど、暑いのは苦手なんです(>_<)。水はけの良い土地が好きです。 ♪分類:キク科ゴボウ属 こう見えて、キク科なんですよ!レタスやシュンギク、フキも同じキク科です。似ているところを探してみて下さいね♪ 紫色のとってもキレイな菊のような花を咲かせるんですよ。咲いている花を見て、ゴボウだって気づいてくれるかなぁ~。。。 ※どうして「牛蒡」っていうの?・・・漢語の「牛蒡」が語源で、中国で「牛」は草木の大きなものに付けられます。ゴボウに似た草の「蒡」があって、それよりも大きいので「牛蒡」になったとか。ちょこっと豆知識でした(^_^)v 古くから日本では食べられていたゴボウは、時をさかのぼることナント!縄文時代から食べられていたようですよ。佐賀県唐津市菜畑遺跡で発見されてます。日本では自生していないので、中国から伝来してきたと言われています。遺跡でゴボウが発見されたことも、とてもすごいことですが、一見すると“木の根っこ”のようにみえるゴボウを「食べてみよう!」と考えた先人たちは、もっとすごいことだと驚きます。本当にすごいなぁ~。実際にどうやって食べていたのか見てみたい♪ ゴボウといえば、食物繊維が豊富な野菜の代表選手で有名ですね。ゴボウの食物繊維は、消化吸収されずにおなかの中を通過し、胃や腸をきれいに掃除してくれるので、胃腸の調子を整えてくれたり、便秘の改善や大腸ガンの予防にも効果的で、悪玉の腸内細菌の繁殖も防いでくれるなど、たくさんの効果を発揮してくれるんですよ。女性の悩みで多い便秘の改善は、美肌効果にもなりますよね(*^_^*)。他にも、ビタミンやミネラル、塩分の排出をしてくれるカリウムも100g中320mgも入っているので、高血圧症の予防効果も期待されるんです。 そんなゴボウは、中国では昔から「悪実」と呼ばれ、解熱や解毒、浮腫、咽頭痛、セキを鎮める薬をして使われていたそうです。へぇ~。 ~ゴボウを食べるのは日本だけ!?~
野菜ソムリエ 木田靖代 2012/6/1 【おにおんぼうず】では、みずみずしくて美味しい!ゴボウ”と、細くてやわらかい“ゴボウ”を販売中です! ぜひお試しください! 『春掘り!“ありがとうゴボウ”』→→ご注文はこちら♪ 漬物に最適!『細身の“ありがとうゴボウ”』→→ご注文はこちら♪ |