野菜ソムリエの“薫る旬感”
北海道ただひとつの喧嘩あんどん☆よいやさ~!
~第38回 夜高(ようたか)あんどん祭りin沼田町~

空知管内にある沼田町(札幌から車で約2時間)、夜高(ようたか)あんどん祭り。夜の街をあんどんの光がやわらかく照らしていました。
初日は、あいにくの雨で、あんどんにビニールがかかっているのが、ちょっぴり残念!和紙で出来ているから雨には弱いの。。。
そんな状況の中でも、“よいやさぁ~!”という威勢のいい掛け声をかけながら、町中を練り歩いていました。
あんどんと人間を比較すると、その大きさが分かりますね。その巨大あんどんの大きさはナント!高さ7m、長さ12m、重さ5tというから迫力満点! 北海道では、沼田町の夜高あんどん祭りとともに、三大あんどん祭りと呼ばれる、網走管内斜里町のしれとこ斜里ねぷた、渡島管内八雲町の八雲山車行列があります。その中でも夜高あんどん祭りの歴史がもっとも古く、唯一の喧嘩あんどんというのですから、なんといっても迫力がすごいんです!
そもそもは、沼田町開拓者のふる里である富山県小矢部市のお祭りで、どうしてもやりたい!という思いから、町民が一丸となって始めたそうです。大きなあんどんは、町民の半数(約2000人)が約100日!ほぼ1年の1/3かけて、この日のためだけに夜な夜な作るのだとか。そんな熱い思いのあるお祭りなんです。
でも、せっかく手間と時間をかけて作ったあんどんは「喧嘩あんどん」の名の通り、山車の前にある“吊りあんどん”を壊しちゃうんです。大木を3本重ねて縄で縛った“三ツ俵”を振り下ろして、バリバリッ!なんてもったいな~い(>_<)
なぜ?・・・このお祭りには五穀豊穣祈願のほか、壊したものを再生する=命の再生、厄払いの意味があるのだとか。派手に壊されれば壊されるほど、良いとされているそうです。しかも、ちゃんと予備の“吊りあんどん”もあって準備万端です♪


大きいあんどんだけでなく、アンパンマンのあんどんや小さなあんどんもあって可愛かったなぁ(*^_^*)小学生たちは、あんどんの周りで踊りもお披露目☆雨の中、風邪なんて吹き飛ばしてしまいそう♪
その土地の人々の思いや祭りの意味を知って観ると、また違った想いを感じます。ひと休みしたら、町の人たちは魂を込めてあんどんを再生し始めるんでしょうね☆
北海道の短い夏はカウントダウン中。。。収穫の秋・実りの秋が始まりだしたようです。
野菜ソムリエ 木田靖代
2014/8/29